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不同沈下を抑制するためには、適切な地盤調査を行い、適切な判断の下に基礎形式を選択すること、また、必要に応じて地盤改良を行うこうことが重要である。造成地盤における主な注意点は、以下のとおりです。

盛土を行う場合は、盛土 30cm の厚さごとに機械で十分締固めを行う。

切土、盛土を行う場合は、建物を切土側に寄せる。

擁壁を築造する場合は、なるべく建物を擁壁から離して建てる。

基礎にかかる荷重は、所定の許容応力度を有する地山まで到達させる。


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参考図 3.1.1-2 傾斜地を造成した地盤における基礎の対応例


割栗地業

割られた石が相互にかみ合い、一つの板のようになって定着地盤の突固めを効果的に行うことを主な目的とする。割られた石とは、玉石の割られたもの及び砕石で、大きいものを表している。ただし、良質地盤においては、この地業を施すことにより地盤を乱し、かえって耐力を減ずることがあるので注意すること

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