「建築検定」へ挑戦される方へ
衣食足りて礼節を知る様に、人の暮らしは多岐にわたった産業(企業)から成り立っています。自社の大部分は3次産業に属しています。
この「住」に関する建設業への器材提供は、日常の衣料や食品と違って日々接するもので無く、やや専門分野の製品 (商品)の取り扱いとなります。入社した会社のその企業での名称・材質・形体・用語を知り、相手との会話をするにはゼロからのスタートで、慣れる迄は馴染みにくいものでず。
今更、学校へ行ったり、工事現場へ3年間の研修にもいけず、好奇心と向上心を持ってスポーツや芸術の様に多く体験して、自習も含め体得する事が現実的で堅実な方法です。一次産業から三次産業迄、専門的学問を学習しても、実社会への基礎の基礎として学んだもので、それが学んだ通りにすぐ役立つ事はあまりありません。それを基に、応用し構築させる事で社会人として有用な人材となります。
今回この「建築検定」をどう活用し、これをどの様に応用し追究したものを、机上や現場訪問で活用しながら、自分自身に蓄積する事で営業マンとしての幅や厚みが増します。大方はネットの普及で知識は手軽に入手し易くなってはいますが、着実に身に着けるには、皆さんの幾度かの体験と自身の意欲がその基になります。
知識という武器は時代により、内容に変化はあっても身に付けば活用中はハゲ落ちる事は無いので、前向きに自分の為に継続して努力しましょう。これらに際し、先輩は後輩からの質問を受ける雰囲気づくりに配慮し、誰でも初歩時代が有ったと思い起して、丁寧に教えてあげましょう。
社会人は時間の切り売りだけではなく、知的な労働の提供で社会との双互関係にあります。新卒から定年迄を要約すると、思考と前向・現状・事後の報・連・相や5W2HとPDCAに要約されるにですが、熟練度の向上要因は個人差はあるものの、文字から 70%実践から 30%を得るとも言われています。この 30%の内後輩の拠り所は、先輩の後姿から 20%位吸収(真似)します。35 歳以上ともなれば、周囲の影響も受けながら社会人としての不足部分と、マナーやモラルを磨く行動で、自分はどれ程のレベルかの確認を日々行うと良いですが、手を抜いていれば単なる馬齢となります。仕事を舐めない・勉強する・品性良くは常について回ります。
余談ながら、日建学院と総合資格学院の話では、近年建設業界のメーカーや流通(卸)の企業より、研修目的で現場での打ち合わせに少しでも知識を持たせてその場に臨ませないと、打ち合わせにならなく色々と支障があるらしいとの事で、学院への入学者が近年増えたとの事です。我々とて同じです。改めて「質問力」を身につけましょう。尚、現場訪問をした場合、初めは職人や監督との会話はうまく行かず、数回は少し恥ずかしい思いはしますが、全ての人が経験する事です。臆せず乗り越えましょう。
これを「他山の石」として、我々は、「継続は力なり」でいきましょう。
健闘を期待します。