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第2章 建材営業の実践


6.建材とは

建材とは建設資材全部を指していますが、分類としては以下の様なものです。

(棒鋼、H.I.C 型鋼、鉄板)、非鉄金属、汎用の材質としてはステンレス、銅、黄銅、鉛等で、、金、銀、水銀等は別な分野です。

木材、竹材、紙類、クロス類、布、塗料、内・外装屋根材

レンガタイルブロック、石膏、ガラス、土、瓦、石材類

プラスチック加工成型品、工具類、針金、金物類、(小型機工具類)

アスファルト(防水材) (舗装材)

セメント類 ・接着剤 ・針、捻子、バネ

砂利、生コン、左官材料

これらが寸法(粒度)を変えて、又、複合品にもなり、部位(柱、梁、床、壁、天井、屋根)ごとの製品になります。


それ等の流通形態は大別しますと次の3形態となります

1. メーカー(素材又は複合製品で自社ブランド名を持つ企業)

2. メーカーからその製品の供給を受け卸売り(商社)をする会社

3. メーカー又は卸売り会社から製品の供給(仕入)を受け、需要者(消費者)販売する小売り、又はその製品(材料)を仕入れて工事をする工事会社等に分かれます。

自社は 1.2.3 のいずれの分野の営業ですか? 本書では主に 3.に携さわる方々を対象として説明をしています。

本書の次頁以降は実務者が集約したものです。これは唯一でなく営業の一つの形態や考え方を示しています。よって、自社永年培われた形態と異なる部分が有るはずです。優先順位は

1. 自社の従来の方法や形態に沿って下さい。

2. レベルアップの為に変更する場合は、必要性と効果を周囲の方々へ説明し、賛同を得て行って下さい。


その他

これら建材の一般消費者価格は、建設物価、積算資料という月刊誌(各 3,500-程度)が市販されています。官公庁はこれを参考にしています。


―――――――――――――――――――――< 説 明 >―――――――――――――――――――――

1. 統計局によるデータでは…平成 24 年 2 月 1 日で企業数は 421 万 8200 社。事業所数 576 万 8500 事業所、従業員数は 5,583 万 7 千人となっています。

2. 産業分類は…A農業・林業~Rサービス系の 18 分類 Iの卸・小売業の内小分類 531 に建築材料卸売りと分類されています。

3. 卸問屋不要論…この話が出てもう 45 年経ちますが、現実はそうなっていないのが現状です。その理由は、経済力、人材、工法の変化等があります。


見本市は 10 年先のものも出品されます